弊社から空家所有者様に現状を把握していただくため、DM(写真、リスク)を送り、空家の流通を促進します。
老朽化した建物は、倒壊や外壁落下などにより通行人へ危害を与える可能性があります。老朽化が進むと小さな地震や台風でも倒壊する恐れがあり、 周辺住民にとっては危険な存在となります。特に高島市は、地震調査研究推進本部の長期評価において、大きな地震が起こる発生確率が最も高い「Sランク」に該当する 「琵琶湖西岸断層帯」があり、建物密集地での倒壊や道路沿いでは倒壊により道路閉塞の危険性があります。
空家となり人の気配がない建物は、不審者が侵入する可能性が高まり、放火、盗難、器物破損など犯罪の温床となることがあります。このような治安の悪化は、 小さい子どもたちを抱える地域住民にとっても大きな問題となります。
放置された空家には、ネコやネズミ等の動物が棲みついて悪臭を発生するなど衛生上の問題を 引き起こす恐れがあります。また、ごみの不法投棄の場所としても狙われやすい環境となります。
建物の老朽化、ごみの散乱、草木の放置により地域の景観を損ねる恐れるがあります。放置された空家があると、 地域の美しい景観が損なわれ、地域のイメージを悪くしてしまうことも考えられます。
空家が増加することにより地域の住宅地としての魅力がなくなり、住宅需要が低下し空家がさらに増加します。 その動きがまた地域の魅力を押し下げ、さらなる過疎化や空洞化との悪循環となっていくと考えられます。